グラフィックデザイナーが子どもに読んだ絵本

グラフィックデザイナーでカエラー母が子どもに読んだ絵本やカエル本を紹介していきます。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「まちがいない」「こんやだ」

「ネコヅメのよる」 町田 尚子 さく WAVE出版 2016年5月刊行 このところのネコブームで 猫の絵本もたくさん出版されているけど この絵本は別格じゃないでしょうか。 まずは猫の描写力。 これは飼っていないとここまで描けないし、 よく観察されていて、猫を…

せつなくも壮大で美しい、愛のおはなし

「ことりをすきになった山」 アリス・マクレーラン さく エリック・カール えゆあさ ふみえ やく 偕成社 たまたまイラストの参考にエリック・カール氏の絵本を何冊か見てて発見。 山の時間はあまりにも長く、 ことりの時間はあまりも短い。 山の想いに、こと…

あんかけちんげんさい先生に入門だ!

「なぞかけどうじょう」 中川 ひろたか さく 大島 妙子 え 金の星社 息子がいつだったかテレビでねづっちを見てから一時なぞかけにハマってたのでたまたま図書館で見つけて(カエルも表紙にいることだし!)借りてみました。 そのこころは次のページなのでペ…

おきゃくがおります ぞろぞろ ぞろぞろ

「がたごと がたごと」 内田 麟太郎 さく 西村 繁男 え 童心社 たたずまいも現代というよりだいぶ昭和な電車にお客が乗り込み がたごと がたごと あら不思議。 駅に着いたら動物になっちゃった。 また電車は走り出し がたごと がたごと 景色がどんどん怪しく…

チョキ.チョキ.チョキ.チョキ.チョキ.

「とこやにいったライオン」 サトシン さく おくはらゆめ え 教育画劇 まずはモッサモサのこんがらがった巨大毛玉と化したライオンに心奪われ、 思いがけず床屋さんがカエルだったのでカエラーの心は3ページ目で鷲掴みされました。しかもカウボーイ姿!笑 チ…

もう三疋の姿は見えません。

画本 宮澤賢治「蛙の消滅」 小林敏也 好学社 イラストレーターの小林敏也さんがライフワークにしている、画本 宮澤賢治の1冊。十数年前、カエルの絵本を集めていた時に美しい装丁と絵に惹かれて購入。 スクラッチで描かれている絵を数枚重ねて特色で印刷。そ…

すじおやじ はじ そうじ

「はやくちことばで おでんもおんせん」 川北 亮司 さく 飯野 和好 え くもん出版 毎日寝る前は、最低でも1冊本を読む時間にしているのですが時間が遅くなった時に、いつの間にか定番になったのがこの絵本。読むと言っても1ページに1つずつの早口言葉なので…

おしろの こどもは ふえる ふえる・・・

「すてきな 三にんぐみ」 トミー=アンゲラー さく いまえ よしとも やく 偕成社 トミー・アンゲラー(ウンゲラー)はフランス人の児童文学作家・イラストレーター。グラフィック系の人なら知らない人はいないくらい有名ですが、割と不気味なタッチも多くて好…

キダマッチ先生はひょうばんの名医です。

「キダマッチ先生!1 先生かんじゃにのまれる」 今井恭子 さく 岡本 順 え BL出版 キダマッチ先生はどんな生き物でも直してくれる名医です。トカゲ、アリ、ウサギ、メダカ、クモ、キリギリス、ヘビ…大きい牛だって一人で治療するので、時には命がけです。あ…

かわいいおっさんとワンコ、セーラーとペッカ

「セーラーとペッカ、町へいく」 ヨックム・ノードストリューム 偕成社 スウェーデンの現代アーティストが描いた唯一の絵本シリーズ。この本で初めてノードストリューム氏を知りましたがひと目でファンになりました。絵がうまいし、かわいいし、多分ノードス…