どうなると おもう?
「バナナじけん」
高畠那生 さく BL出版
2012年12月刊行
息子が幼稚園時代、ゲラ受けして
何回も連続で読まされた本の一冊。
バナナを山積みしたトラックからバナナが1本ポロッと落ち、
さるがそれを拾って食べ、皮をポイッ。
うさぎが落ちた皮でツルッとすべり
そのあとに来たワニはその皮を背中にひょろっと乗せ・・・
どうなると おもう?
“不自然”と言えばこの上なく不自然な世界の
クスッと笑っちゃうお話。
また、さるやワニはリアルな方だけど
なぜかうさぎだけ濃い空色で人間のような体、
そしてうさぎだけひたすらバナナの皮で転びまくり
最後にはひとりだけズタボロに。
最終ページで疲れ果てたうつろな目をしているのが
おかしいやらかわいそうやら。
長さんの本もそうですがこれも
なんで? と考えても答えはありません。
言葉のリズム感がいいので
小さい子は大好きだと思います。