グラフィックデザイナーが子どもに読んだ絵本

グラフィックデザイナーでカエラー母が子どもに読んだ絵本やカエル本を紹介していきます。

「まちがいない」「こんやだ」

「ネコヅメのよる

町田 尚子 さく WAVE出版

2016年5月刊行

 

ネコヅメのよる

 

このところのネコブームで

猫の絵本もたくさん出版されているけど

この絵本は別格じゃないでしょうか。

 

まずは猫の描写力。

これは飼っていないとここまで描けないし、

よく観察されていて、猫を飼ってる人ならみんな

 

このポーズよくやるやる!

 

と思うはず。

 

雰囲気もちょっとダークで

猫が住んている家が

おばあちゃんの家みたいな昭和な感じなので

リアルなような、ファンタジックなような

不思議な世界です。

 

ストーリーは

猫飼いなら

細〜い三日月を見たときに

ネコの爪みたいだなあ、と思ったことがある人

多いのでは。

そこから着想されたのかな、と推測。

私も思ったことあります。

 

お話としてはシンプルなので

この本はひたすら

 

猫、猫、猫を

 

眺める本、でしょうか。

 

うちは去年までネコが3匹(今1匹 涙)いたので

息子は

「あ、これぼんに似てる〜」

とか似てる猫探ししてました。

 

一点、私が引っかかるというか見てみたかったのが

ネコヅメが出て、ネコたちが一斉に立ち上がるシーンで

全員のネコの瞳孔が細いんです。

でも夜だし、細い月の夜だし、ネコの瞳孔は

 

まん丸

 

なはず。

 

まん丸お目目バージョン見たかった。