どぶん となかまいりしたのでした。
「せかいの はてって どこですか?」
アルビン・トゥレッセルト さく ロジャー・デュボアザン え
三木 卓 やく
童話館出版
1995年7月刊
ロジャー・デュボアザンの素敵な絵に惹かれて
カエラーとしてだいぶ前に買った本。
今回、Amazonでレビューを見てみたら
意外にも評価が辛くてビックリ。
みなさん引っかかっているのは
「ばかな はえやむしのおかげで・・・」とか
「さあ、このおろかな かえるは どうしたかな?」
などの表現らしい。
全ての表現が表面的にはどんどんマイルドになってる現代からすると
昔の絵本は今読むとドキッとするような文章や絵が時々ありますが
これも、アメリカでの出版が1958年、日本語訳が1995年なので
昔はこれくらい普通だった、ということで
私はあまり気になりませんが、
逆に今「ばかな」が出てきたくらいでドキッとしてたら
未来の表現は一体どうなっているのかが不安です。
さて、この本、
「井の中の蛙大海を知らず」
のかえるくんが井の中を出て、せかいを知りに出かけて行き
ついには仲間にめぐり合う、というお話。
ロジャー・デュボアザンの描く「せかい」は
実は結構狭いエリアではありますが、
キラキラ輝く自然豊かな牧場や森がホント美しいです。
そしてこのカエルのように、
子供にも今自分に見えている世界がすべてだと決めつけず
自分の世界をどんどん広げていってほしいものです。