グラフィックデザイナーが子どもに読んだ絵本

グラフィックデザイナーでカエラー母が子どもに読んだ絵本やカエル本を紹介していきます。

今こそ長さん!

「かえるとカレーライス」

長 新太 福音館書店

 

かえるとカレーライス

 

これまた子供が生まれる前に買った本。
昔から長さんの絵本は好きだったので
これ以外にも何冊も持っているけど
まずはカエル、ということで。

今の日本こそ長さんが必要だと思う。

よく長さんのキャッチコピーとして
ナンセンスという言葉が使われるけど
意味のない、くだらない、つまらない、
とあまりいい意味で使われない言葉だからか
いつもチクッと違和感を感じでしまう。

養老先生が言うところの脳化社会に生きていると
意味のない、わからないものに
脳みそが我慢できないようになるんじゃないでしょうか。
でも、世界はそもそもヒトなんぞの
想像を超えるものはいくらでもあるし、
自然とはそういうもので、
長さんの絵本はその事を思い出させてくれる・・・
と私は思う。
長さんは意味がないんじゃない。
わかりやすい「意味」を超えるものが世界には
あるんだよ、と教えてくれている。

なんでも意味や論理を考えて、
ついつい答えをすぐに欲しがらず
あるがまま受け入れることも必要な時もある、と

自戒のためにも長さんは必要です。